公演名:東京芸術大学 弦楽シリーズ 音楽に息づく詩
公演日時:2010年11月28日(日) 15:00開演
会場:東京藝術大学奏楽堂(大学構内)
料金:2,000円(全自由席)
プログラム:
武満徹:
十一月の霧と菊の彼方から(大岡 信の詩に基づく)
妖精の距離(瀧口 修造の詩に基づく)
揺れる鏡の夜明け 1. 秋 2. 過ぎてゆく鳥 3. 影の中で 4. 揺れる鏡
(1、4:大岡 信の詩に基づく 2、3: T. フィッツシモンズの詩に基づく)
オットリーノ・レスピーギ:夕暮(P. B. シェリー 原詩)
フランシス・プーランク:ヴァイオリン・ソナタ 《ガルシア・ロルカの思い出に》
アルノルト・シェーンベルク:弦楽六重奏曲「浄夜」作品4(R. デーメルの詩に基づく)
演奏者:阪脩(朗読)
澤和樹,清水髙師,松原勝也,小関郁,漆原朝子,ピエール・アモイヤル,野口千代光(ヴァイオリン)
大野かおる,川崎和憲(ヴィオラ) 河野文昭,山崎伸子(チェロ) 永島義男(コントラバス)
佐々木典子(ソプラノ)林達也,渡邊健二(ピアノ)
コメント:http://www.geidai.ac.jp/facilities/sogakudou/info/20101128_14_01.htmlより
音楽に息づく詩
私がまだロンドンに在住していた70年代~90年頃だったでしょうか、武満徹さんと何度か仕事をご一緒させて戴く機会に恵まれました。抑制された物腰と静かな語り口にもかかわらず強い印象を与える方でした。今回演奏します曲の一つ“十一月の霧と菊の彼方から”を彼は「敬愛するアルバン・ベルグの追憶として書きました」とおっしゃっていました。武満さんの場合は曲のタイトルが初めに決まり、それに触発されて曲を書き始めるという事でした。それからの私は多くの詩に触発された曲を愛するようになりました。詩が喚起するイメージは誰にとっても非常に強いものがあると思います。
今回は聴衆の皆様に詩と曲の数々をお楽しみ頂けましたら幸いです。
清水 髙師
主催:東京藝術大学演奏藝術センター・東京藝術大学音楽学部
問合せ先:東京藝術大学演奏藝術センター TEL:050-5525-2300
URI:http://www.geidai.ac.jp/facilities/sogakudou/info/20101128_14_01.html
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